[ 7月31日 ロイター] - 水技術のザイレムXYL.Nは11日、第2四半期決算でウォール街の予想を上回った堅調な需要と好調な営業実績を理由に、年間売上高と利益の見通しを上方修正した。
同社の株価はプレマーケット取引で約2%上昇した。
同社によると、生産性向上と好調な価格実現が、インフレの影響を上回る利益率拡大を牽引した。
「当社の簡素化努力は、スピード、説明責任、顧客対応においてすでに測定可能な利益をもたらしている」とマシュー・パイン最高経営責任者(CEO)は声明で述べた。
ザイレムは現在、2025年の調整後1株当たり利益が4.70~4.85ドルになると予想しており、事前予想の4.50~4.70ドルから引き上げられた。
2025年の売上高は89億ドルから90億ドルと予想し、従来予想の87億ドルから88億ドルを上回った。
LSEGが集計したデータによると、アナリストの平均予想は、1株当たり利益4.64ドル、売上高87.6億ドルだった。
上下水道ポンプなどの製品を販売するザイレムの水インフラ部門の売上高は、アナリスト予想の6億4,027万ドルを上回る6億5,000万ドルだった。
ポンプ、バルブ、その他の機器を販売する応用水部門は4億8,300万ドルの売上を記録し、予想の4億6,227万ドルを上回った。
調整後ベースでは、アナリストの平均予想が1株当たり1.16ドルであったのに対し、ザイレムは1株当たり1.26ドルであった。
同社の四半期売上高は23億ドルで、アナリスト予想は22億1,000万ドルだった。