[ 7月30日 ロイター] - 保管施設運営会社のパブリック・ストレージPSA.Nは2日、買収ペースの加速と経営の安定化を理由に、2025年の中核的営業資金((FFO))予想の下限を引き上げた。
同社は現在、年間コアFFOを1株当たり16.45ドルから17ドルの間と予想しており、これまでは1株当たり16.35ドル( )から17ドルとしていた。LSEGが集計したデータによると、新しい予想の中間値はアナリスト予想の1株当たり16.84ドルを下回っている。
同社の株価は時間外取引で1.3%下落した。
ジョー・ラッセル最高経営責任者(CEO)は、「経営の安定化と買収件数の加速に基づき、見通しを引き上げる」と述べた。
「今年11億ドル以上の投資を見込んでおり、収益性の高い買収と開発を実行している」とラッセルCEOは付け加えた。
インフレ圧力による営業コストの上昇と、倉庫の稼働率低下が、これまで同社の利益を圧迫してきた。
個人・法人向けに月極めで倉庫を賃貸しているパブリック・ストレージの6月30日に終了した四半期の売上高は、アナリスト予想11億9,000万ドルに対し、9億4,520万ドルだった。
第2四半期のコアFFOは1株当たり4.28ドルで、ウォール街の予想は4.24ドルだった。
同社は、ルーク・ペザーブリッジ氏を取締役会の追加評議員に任命したと発表した。同氏は指名・ガバナンス・持続可能性委員 会の委員を務める。