[ 7月29日 ] - 包装・生鮮食品流通のシスコSYY.Nは、米国事業の改善に助けられ、第4四半期の売上と利益でアナリスト予想を上回った。
KFCやサブウェイなどのチェーンに食品を供給している同社は、迫り来る景気の不透明感から消費者が家庭で食事を作る傾向が強まる中、外食産業のトラフィック((link))の不安定な回復と闘ってきた。
シスコ最大の事業である米国フードサービス部門の6月28日に終了した四半期の売上高は、前年同期比2.4%増の147億6000万ドルであった。前四半期は0.7%増であった。
同社はまた、原材料をより安く調達するためにサプライヤーとの契約を再交渉するなど、コスト削減を図っている。
配送費を削減するため、顧客に直接店舗で注文品を受け取ってもらう「Sysco-to-go」などのプログラムを導入している。
LSEGがまとめたデータによると、調整後の第4四半期の一株当たり利益は1.48ドルで、アナリストの平均予想1.39ドルを上回った。
シスコの総売上高は2.8%増の211億4000万ドルで、これも予想の210億3000万ドルを上回った。
テキサス州ヒューストンに本社を置く同社は、2026年度の調整後一株当たり利益を4.50ドルから4.60ドルと予想した。アナリストは1株当たり4.67ドルの利益を予想していた。
同社株は取引開始直後に3%下落した。