Anuja Bharat Mistry
[ 7月29日 ロイター] - ロイヤル・カリビアンRCL.Nは7日、燃料費上昇の圧力に直面する中、豪華客船の需要が堅調であるとして、年間利益見通しを上方修正した。
同社はまた、 今四半期の利益が予想を下回るとの見通しを 示し、午後の取引で株価は約3%下落した。株価は今年約53%上昇している。
イスラエルとイランの緊張激化や 、 (link) 米国と欧州連合(EU)間の貿易協定は、燃料費と価格変動を押し上げ、クルーズ運航会社を緊張させている。
マクロ経済の課題と関税の不確実性にもかかわらず、ロイヤル・カリビアンは、独占的なクルーズ契約と限定オファーが旅行者の取り込みに貢献したため、特に近海航路の予約が改善した。
ジェイソン・リバティ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、消費者が今後1年間に支出を増やす予定のカテゴリーとしては、レジャー・旅行が依然としてトップであり、ダイニング、ライブ・エンターテイメント、ショッピング、さらにはセルフケアに勝るとも劣らない、と語った。
同社はまた、プライベート・アイランドや新しい旅程など、ラグジュアリー・クルーザーのみならず新規参入者向けの旅行オプションも強化している。
リバティ社は声明の中で、「新しい客船や陸上の目的地に見られる旺盛な需要は、我々の戦略が今日の旅行者の共感を呼び、成功していることを裏付けている」と述べた。
6月には、カーニバル・コープCCL.N, CCL.Lも年間利益予想((link))を上方修正し、海でのバケーションは陸のオプションよりも手頃な価格で維持されていると述べた。
ロイヤル・カリビアンは、豪華 客船 "スター・オブ・ザ・シーズ "の引渡し 時期や、第2四半期からの一部費用のシフトにより、第3四半期のコストが約230ベーシスポイント上昇すると予想している。
LSEGが集計したデータによると、第3四半期の調整後利益は1株当たり5.55ドルから5.65ドルと、アナリスト予想の5.83ドルを下回ると予想している。
一方、通期では、ロイヤル・カリビアンは 1株当たり調整後利益を、事前予想の14.55ドルから15.55ドルに対し、15.41ドルから15.55ドルと予想 。
6月30日に終了した第2四半期の1株当たり利益は4.38ドルで、予想の4.09ドルを上回った。