Milana Vinn
[ニューヨーク 7月25日 ロイター] - PagerDuty PD.N は、米国を拠点とするソフトウェア・メーカーの売却の可能性を含む選択肢を模索している。
同社は、金融スポンサーと戦略的買収者の両方から関心を集めた後、Qatalyst Partnersと協力して売却に取り組んでいる。投資銀行は現在、PagerDutyに対するさらなる買い手の関心を募っており、このプロセスは初期段階にある、と関係者は付け加えた。
このニュースを受けてPagerDutyの株価は10%以上跳ね上がり、同社の市場価値は約15億ドルに達した。
情報筋は、同社の売却が保証されているわけではないことに注意を促し、私的な検討について話すため匿名を条件に語った。
PagerDutyとQatalyst Partnersは、コメントの要請にはすぐに応じなかった。
カリフォルニア州サンフランシスコを拠点とするPagerDutyは、企業がITシステムを監視し、サイバーインシデントや障害に対応するためのソフトウェアを製造している。同社のウェブサイトによると、顧客にはシスコシステムズCSCO.O、フォックス・コーポレーションFOXA.O、ショッピファイSHOP.TO、ズームZM.O、ニューヨーク証券取引所などがある。
情報筋によれば、同社が売却を検討したのは今回が初めてではなく、2023年後半にも同様の取り組みが行われたが、買い手から合意できるオファーを得ることはできなかったという。