[ 7月25日 ロイター] - チャーター・コミュニケーションズは金曜日、第2四半期のブロードバンド加入者数が予想を上回る赤字を計上したと発表した。ケーブル大手は、高速インターネット・サービスと5Gモバイル・プランをバンドルするワイヤレス・キャリアとの競争に苦慮している。
同社CHTR.Oの株価は市場前の取引で8%下落した。
チャーターの4-6月期のインターネット顧客数は、前四半期の6万人減に対し11万7000人減だった。ビジブル・アルファによると、アナリストは7万3240人の顧客減少を予想していた。
AT&TT.NやベライゾンVZ.Nといった伝統的な通信キャリアは、光ファイバー網を急速に整備し、インターネットとワイヤレス・プランを割安でパッケージ化することで、都市部や郊外の高額顧客にアピールしている。
AT&Tは光ファイバー網を積極的に拡大し、2030年末までに6,000万カ所以上の光ファイバー敷設を目指しており、これはルーメンの大衆市場向け光ファイバー事業の買収((link))が原動力となっている。
チャーターは、53万8,450件の顧客増の予想に対し、50万件のモバイル回線を追加した。
5月、チャーターは (link) ライバルのコックス・コミュニケーションズを219億ドルで買収することで合意した。この買収により、チャーターは約3800万人の加入者を抱える米国最大のケーブルテレビおよびブロードバンド・プロバイダーとなり、現在の市場リーダーであるコムキャストを上回ることになる。
今週初め、チャーターとコムキャストは、TモバイルTMUS.Oの5Gネットワークを使用してワイヤレスビジネス顧客にサービスを提供するモバイル仮想ネットワーク事業者を設立するための複数年契約((link))を発表した。
LSEGがまとめたデータによると、第2四半期の売上高は137.7億ドルで、アナリスト予想の137.6億ドルに並んだ。