[ 7月24日 ロイター] - 小売業界の人気企業であるオープンドア・テクノロジーズOPEN.OとコールズKSS.Nの株価は、木曜日に上昇を再開した。
住宅用不動産のeコマース・プラットフォームを運営するオープンドア・テクノロジーズは19%上昇の2.73ドル。
EMJキャピタルのポートフォリオ・マネジャー、エリック・ジャクソンが 先週X.com ( (link) )に投稿した強気な 書き込みが上昇の火付け役と なった。
「これはミーム株ではない」とジャクソンは木曜日に書いている。「OPENはキャッシュフローの可能性を秘めた本物のプラットフォームだ。唯一の問題は、私たちがそれをどれだけ早くフルバリューに押し上げるかだ。"
苦境にあえぐ百貨店のコールズは10.5%急騰した。ドーナツ・チェーンのクリスピークリームDNUT.Oは1.5%上昇し、アクションカメラ・メーカーのゴープロGPRO.Oは0.3%上昇した。
ニューヨークのグレート・ヒル・キャピタルLLCのトーマス・ヘイズ会長は、「ミーム・トレードの一端が見られる」と語った。「初期の大きな動きはショートスクイーズで、今はショートスクイーズが続いている。
これらの企業のほとんどは赤字企業であり、株価の下落に賭ける空売り筋の標的となっている。しかし、リテール・トレーダーはしばしばこうした割安株を買い、急激な上昇を引き起こす。
そうなると、ショート・スクイーズとして知られる現象で、空売り筋はポジションの解消を余儀なくされる。LSEGのデータによると、これらの企業のほとんどが大きく空売りされている。
ママさんトレーダーは水曜日にゴープロGPRO.OとクリスピークリームDNUT.Oを大量に買い、クリスピークリームは2024年5月以来1日で最大の資金流入を記録した。
最近の動きは、素人投資家がビデオゲーム小売のゲームストップGME.Nや映画館チェーンのAMCAMC.Nの株を押し上げ、取引の反対側にいたヘッジファンドを焼き尽くした、2021年のレディット主導のミーム株騒動の記憶をよみがえらせた。