[ 7月22日 ロイター] - EQTコーポレーションEQT.Nは、天然ガス価格と販売量の上昇を受け、 第2四半期の調整利益がウォール街の予想を上回った。
同社はまた、18億ドルでのオリンパス・エナジー (link) の買収を反映し、通期の生産量見通しを引き上げた。
トビー・ライス最高経営責任者(CEO)は、 「我々は、 天然ガスによる電力供給とデータセンター需要に大きな勢いを感じており、EQTはこのセットアップに資本参加するユニークな立場にある」と述べた。
エネルギー部門は、LNGの輸出や、気温の上昇とデータセンターの稼働による電力消費の増加を背景に 、天然ガス需要の高まりに乗って いる。
米国エネルギー情報局((米エネルギー情報局))によると、2025年までの天然ガス価格が昨年より上昇したことも、 生産水準を下支えして いる。
当四半期、EQT の天然ガスの平均実現価格は前年同期比 20.6%上昇し、1,000 立方フィート当 たり 2.81 ドルとなった(Mcfe)。
EQTは4月((link))、2025 年に資本支出を削減し、より多くのエネルギーを生産する計画を発表した 。この決定は、 好調な坑井パフォーマンス、効率性の向上、2024年のEquitrans Midstream((link))の買収によるシナジー効果によるものであるとして いる。
ペンシルベニア州ピッツバーグを拠点とする同社は 現在、年間生産量を従来の2,200~2,300Bcfeから2,300~2,400億立方フィート相当((Bcfe))と見込んでいる。
第2四半期の総販売量は568,227百万立方フィート相当(MMcfe) で、前年同期の507,512 MMcfe と比較した。
7-9月期の総販売量は590~640Bcfeを見込んでいる。
EQTは主にオハイオ州、ペンシルベニア州、ウェストバージニア州にまたがるアパラチア盆地で天然ガスの探鉱・生産を行っている。
LSEGがまとめたデータによると、同社は6月30日に終了した四半期の調整後利益を1株当たり45セントと発表し 、アナリストの平均予想41セントを上回った。