Prakhar Srivastava
[ 6月26日 ロイター] - プライベート・エクイティが支援するジェファーソン・キャピタルJCAP.Oは、木曜日のナスダック・デビューで株価が26.7%上昇した後、12億ドルの評価額を確保した。
消費者向け債権回収会社の株価は、公開価格である1株あたり15ドルを上回る19ドルで始まった (link)。ミネソタ州ミネアポリスに本社を置く同社と一部の既存投資家は、IPOで1000万株を売り出し、1億5000万ドル((link))を調達した。
米国のIPO市場は、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策の転換によって投資家が動揺し、今年初めに新規上場が凍結された後、ここ数週間で回復している。
IPOXのリサーチアソシエイト、ルーカス・ミュールバウアー氏は、この回復は高品質で長い間待ち望まれていた発行体が牽引し、選択的なものになりそうだと述べた。
ジェファーソンの2024年の総収益は前年比34.1%増の4億3330万ドルに急増し、2019年以降の安定した軌道を継続している。
このデビューは 、がん診断会社のCaris Life (link) CAI.OとSlide Insurance (link) SLDE.Oの先週の初日の好調なパフォーマンスを反映したものだ。
ステーブルコイン発行会社の サークル・インターネット (link) CRCL.Nとデジタルバンクの チャイム (link) CHYM.Oも今月初めに素晴らしいデビューを飾った。しかし、 eToro (link) ETOR、 Voyager (link) VOYG.N、 Omada (link) OMDA.Oの ような企業は 、デビュー時に注目されたが、最終終値で初値を下回っている。
"初値の高騰は、しばしば割り当ての希少性によって引き起こされるが、その後の取引は、より持続可能で長期的な市場価格の確立に役立つ。結局のところ、このダイナミズムは、関心が薄れるというよりも、市場が健全な価格発見のプロセスを行うことを意味する」とミュールバウアーは言う。
2002年に設立されたジェファーソンは、米国、カナダ、英国、中南米で未払いの消費者債務を買い取り、管理している。銀行、クレジットカード発行会社、その他の貸金業者の債権回収を支援している。
主力の米国市場でPRAグループPRAA.Oやアンコール・キャピタル・グループECPG.Oと競合する同社は、2018年に米国を拠点とするプライベート・エクイティ会社J.C.フラワーズに買収された。