[ 6月20日 ロイター] - ダーデン・レストランツDRI.Nは金曜日、好調な四半期決算を受け、オリーブ・ガーデンなどのカジュアル・ダイニング・チェーンにおけるフードデリバリーや広告宣伝活動による需要に支えられ、年間既存店売上高が予想を上回ると予想した。
同社はまた、新たに10億ドルの自社株買い戻しプログラムを発表し、バハマ・ブリーズ・ブランドの戦略的代替案を検討する計画も明らかにした。
マクドナルドMCD.Nやドミノ・ピザDPZ.Oを含むファーストフードチェーンとは異なり、オリーブ・ガーデンやシェイク・シャックSHAK.Nを含むカジュアルダイニングやファーストカジュアルレストランチェーンは、持続的な需要の低迷に苦しんでいる。
リック・カルデナス最高経営責任者(CEO)は決算後の電話会見で、「我々はファストフードやファストカジュアルから財布のシェアを奪っていると思う」と語った。
LSEGが集計したデータによると、ダーデンは年間既存店売上高を2%から3.5%の範囲で成長すると見込んでおり、その中間値はアナリスト予想の2.64%を上回っている。
ウーバー・ダイレクトを利用した宅配や、オリーブ・ガーデンでの "バイ・ワン・テイク・ワン "などの取り組みが、レストラン・チェーン運営をさらに後押ししている。
同四半期の連結既存店売上高は前年同期比4.6%増、オリーブ・ガーデンの売上高は6.9%増だった。
同社の株価は取引開始直後に1%上昇した。
カルデナス氏は、カリブ料理レストラン「バハマ・ブリーズ」の選択肢として、売却または他のダーデンブランドへの転換の可能性を挙げた。
この動きは、他の消費者向け企業と同様、同社が不採算部門の売却を検討していることを示すものだ。
第4四半期の売上高は32.7億ドルで、予想の32.6億ドルを上回った。
5月25日に終了した四半期の調整後利益は1株当たり2.98ドルで、予想値2.97ドルを上回った。
しかし、ダーデンの年間一株当たり利益は10.50ドルから10.70ドルと予想され、これに対して予想値は10.75ドルであった。