Xinghui Kok Rae Wee Yantoultra Ngui
[シンガポール/ドバイ 6日 ロイター] - 今回の中東紛争に伴い、イランがドバイをミサイルやドローンで攻撃した直後、現地在住のインド人起業家2人がリスクヘッジのため、それぞれ10万ドル超を現地の銀行口座からシンガポールへ移そうとした。
業界アドバイザーや弁護士によると、米・イスラエルによるイラン攻撃が湾岸地域の安全な避難先としてのイメージを曇らせる中、多くのアジアの富裕層がドバイに預けていた資産をシンガポールや香港といった別の金融ハブに移そうと動いている。
ドバイは近年、主に中国を中心とするアジアの起業家や富裕層の資産管理拠点として台頭。不動産・インフラブームを受け、投資先としても注目されるようになった。しかし今回の攻撃により、安定性に対する評価が揺らいでいる。
シンガポールを拠点とするプライベートウェルス専門の弁護士によると、各自平均で5000万ドルの資産を保有するドバイ在住のクライアントの一部から連絡があり、シンガポールへの即時の資産移転を希望したという。
グローバル企業・ファンドサービスプロバイダー、アンダーソン・グローバルの幹部は「ドバイは常に税制上のメリットが売りだったが、今ではそれは最優先事項ではないかもしれない」と語った。