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[ワシントン/ドバイ 28日 ロイター] - イスラエルと米国は、イランの最高指導者ハメネイ師が28日、側近らと会合を開いていた際に攻撃を仕掛けた。米当局筋2人と米政府高官が明らかにした。
イスラエルは、ハメネイ師が最高指導者顧問のシャムハニ氏やイラン革命防衛隊のパクプール司令官ら側近と共に殺害されたと発表した。
イランの関係者2人がロイターに伝えたところでは、ハメネイ師は攻撃開始直前、安全な場所でシャムハニ氏と最高国家安全保障会議事務局長のアリ・ラリジャニ氏と会合していた。
イスラエル高官はロイターに対し、ハメネイ師の遺体が発見されたと語った。
トランプ米大統領は自身のSNSに、情報機関がハメネイ師の動きを特定し、ハメネイ師は殺害されたと投稿。「ハメネイ師はイスラエルと緊密に連携した米国の情報機関と高度に洗練された追跡システムを回避することができなかった。殺害されたイランの指導者たちは何もできなかった」とつづった。
匿名を条件に語った米当局者2人と米政府高官によれば、ハメネイ師が最高顧問らと会合した事実が確認されたことで、イスラエルと米国の空・海軍作戦が発動されたという。
米当局者は、奇襲効果を維持するためハメネイ師を最初に攻撃する必要があったと説明し、すきを与えればハメネイ師が潜伏する恐れがあったことを示唆した。
ある米情報筋によれば、ハメネイ師は当初28日夜にテヘランで会合を開く予定だった。しかし、イスラエル情報機関が28日朝の会合を検知したため、攻撃が前倒しされたという。
会合の場所は明らかにされていない。
ハメネイ師の死が及ぼす影響は未知数だが、米中央情報局(CIA)は攻撃前の評価で、ハメネイ師が死亡した場合にはイラン革命防衛隊の強硬派に同氏の地位が取って代わられる可能性があると結論付けていたという。