Ted Hesson Nellie Peyton
[ワシントン/ヨハネスブルク 26日 ロイター] - 米政府が設定した南アフリカ国籍の白人からの難民申請の処理件数目標は月4500件で、トランプ大統領が表明した難民受け入れの上限を大きく上回っていることが米政府の契約文書で分かった。米政府は目標達成に向けて、南アの首都プレトリアの米大使館にトレーラーも設置している。
この契約文書は1月27日付で、内容が明らかになるのは初めて。米政府は他の地域からの難民申請を大幅に抑制する一方、南アからの受け入れは拡大しようとしていることが読み取れる。
トランプ大統領は2026会計年度の世界全体からの難民受け入れを計7500人にとどめる方針を示している。今年1月末時点で米国に難民として入国した南ア国籍の白人は2000人にすぎないが、この数カ月で受け入れのペースは加速している。
ただ、高い目標を掲げたことで、行政上の手続きに遅れが生じる可能性もある。事情に詳しい米当局者によると、この数週間、南ア国籍の白人を含む全ての難民は米国への渡航が停止されている。
トランプ氏は25年の大統領就任後に移民取り締まりの一環として難民受け入れの停止を命じた。しかしその数週間後、黒人が多数を占める南アで白人の国民が暴力的な迫害を受けていると主張し、アフリカーナー(主にオランダ系移民の子孫)系の白人を難民として受け入れる取り組みを開始した。南ア政府はトランプ氏の主張を否定し、難民支援団体からもトランプ政権の方針を批判する声が出ている。