[7日 ロイター] - スタンダード・チャータード(スタンチャート)は米雇用統計の低迷を受け、米連邦準備理事会(FRB)が月内の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するとの見通しを示した。
5日付の顧客向けノートで、労働市場は「6週間足らずの間に堅調から軟調に転じた」と指摘。「8月の労働市場データは、昨年の今ごろと同様、9月のFOMCでの『キャッチアップ』50bp利下げへの扉を開いたとわれわれは考えている」とした。
バンク・オブ・アメリカも5日に見通しを修正し、9月と12月にそれぞれ25bpの利下げを実施すると予想。従来は年内利下げなしとしていた。
スタンチャートは「粘着性のインフレと財政緩和」が制約になりそうだとして、9月以降の追加利下げは見込んでいないと述べた。