Gaurav Dogra
[2日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアNVDA.Oは6月末時点の時価総額が3兆8600億ドルとなり、マイクロソフトの3兆6900億ドルを約4.3%上回って世界の時価総額ランキングで首位に返り咲いた。
人工知能(AI)分野でけん引役を担うとの期待やAI用半導体の需要が急増するとの見通しを背景に株価が上昇した。
しかしエヌビディアの時価総額はアップルAAPL.Oが2024年12月に記録した過去最高額の約3兆9200億ドルには及ばなかった。アップルは6月末時点の時価総額が3兆1000億ドルで第3位。
メタ・プラットフォームズMETA.Oは14%増の1兆8600億ドル、ブロードコムAVGO.Oは13.9%増の1兆3000億ドル、アマゾンAMZN.Oは7%増の2兆3300億ドルといずれも時価総額が増加した。
半面、電気自動車(EV)大手テスラTSLA.Oは8.3%減の1兆0200億ドルと減少。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がトランプ米大統領と対立したことが株価に影響した。
ウェッドブッシュ・セキュリティーズのアナリストのダニエル・アイブス氏は「われわれはエヌビディアとマイクロソフトの時価総額がこの夏には4兆ドル規模に達すると予想している。向こう18カ月では5兆ドルの達成に焦点が移るだろう。(中略)このハイテク強気相場はまだ初期の段階で、それを主導しているのはAI革命だ」と述べた。
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