[ 9月8日 ロイター] - ネビウス・グループNBIS.Oは月曜日、マイクロソフトMSFT.Oに5年間で174億ドルのGPUインフラを提供すると発表した。
この契約は、企業がAIインフラを強化するために多額の投資を行う中、高性能AIコンピュートへの需要が急増していることを強調するものだ。
マイクロソフトはまた、この契約により追加のサービス容量を取得する可能性があり、契約総額は約194億ドルになる。
ネビウスの中核事業は、エヌビディアNVDA.Oのグラフィック・プロセッシング・ユニットとAIクラウドをサービスとして提供することだ。ネビウスは、クラウド・ソフトウェア・アーキテクチャーと自社設計のハードウェアの助けを借りて、AIモデルの構築、調整、実行に必要なコンピューティング、ストレージ、マネージド・サービス、ツールをAI開発者に提供する。
ネビウスは今年後半から、ニュージャージー州バインランドに新設するデータセンターから、専用のGPUインフラ容量へのアクセスをマイクロソフトに提供する。
ネビウスのアルカディ・ヴォロッシュ最高経営責任者(CEO)は、「この取引の経済性はそれ自体魅力的なものだが、この取引は、2026年以降に当社のAIクラウド事業の成長をさらに加速させるのに役立つだろう」と述べた。
マイクロソフトは、ネビウスの競合のひとつであるコアウィーブCRWV.Oの最大の顧客であり、コアウィーブは今年初め、ハイパースケーラからの契約解除があったとするメディアの報道を否定した。
アムステルダムを拠点とするネビウス・グループは、ロシアのハイテク大手ヤンデックスの資産を分割する取引から生まれた。