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HSBC、S&P年末目標6500に上方修正 決算堅調で

ロイターSep 4, 2025 1:20 AM

- HSBCは3日、S&P総合500種.SPXの年末時点の予想を6400から6500に引き上げた。第2・四半期の企業決算が予想よりも堅調だったことや関税の影響が控えめにとどまっていることが背景。1カ月足らずで2度目の上方修正となった。

同社の米州株式戦略責任者、ニコル・イヌイ氏はリサーチノートで、「特にテクノロジーと金融を中心に業績の勢いは強く、企業のコメントは関税の影響が控えめであることを示唆している」と述べた。

JPモルガンやモルガン・スタンレーなども、S&P500が年末までに6500に達すると予想している。

LSEGがまとめたデータによると、先週末8月29日までに第2・四半期決算を発表したS&P500採用企業489社のうち、利益がアナリスト予想を上回った割合は79.6%で、過去4四半期平均の76.4%、長期平均の67%を上回っている。

投資家は大手テクノロジー企業による巨額のAI(人工知能)投資に高い期待を持っている。S&Pは先週、半導体大手エヌビディアNVDA.Oの決算でAIインフラ関連の支出が引き続き堅調であることが確認され、最高値を更新した。

HSBCはS&Pについて、強気シナリオでの7000予想と、関税が利益率をさらに圧迫する場合の弱気シナリオの5700予想を維持した。

「米連邦準備理事会(FRB)は9月に利下げを実施すると予想しているが、緩和サイクルは市場が織り込んでいるよりも浅いものになるとみている」とした。

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