Juveria Tabassum Sanskriti Shekhar
[ 8月28日 ロイター] - ダラー・ゼネラルDG.Nは1日、関税とインフレ懸念の中、米国の所得階層を超えたコスト意識の高い消費者からの安定した需要を見込んで、年間売上高と利益の見通しを上方修正した。
同社株はプレ・マーケット取引で約6%上昇し、今年に入ってから47%近く上昇している 。投資家たちは、1ドル以下の商品が約2,000品目と、より手頃な価格帯の商品への需要に賭けており、小売業界全体の低迷を回避するのに役立っている。
「ドル・ストアは今年、値ごろ感を求める顧客の買い物の頻度を高めている。と、証券会社Telsey Advisory Groupのアナリスト、ジョー・フェルドマン氏。
8月1日に終了した四半期、ダラー・ゼネラルの既存店売上高は2.8%増となり、2.5%増という予想を上回った。
低所得層の消費者が生活必需品さえ買うのに苦労している一方で、同社の安価な品揃えが高所得層の顧客を店舗に集めている、とダラー・ゼネラルは今年初めに述べた。
小売の雄、ウォルマート
ダラー・ゼネラルは水曜日、年間目標について「消費者行動に関連する不確実性の可能性」を考慮していると述べた。
同社は5月に、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策により多少の値上げが予想されるが、サプライヤーとの交渉や商品調達とデザインの調整により、ほとんどのコストを吸収することを目指すと述べていた。
ダラー・ゼネラルは、商品配置とマーチャンダイジングを修正する2つの店舗改装プロジェクトによるコスト削減効果もあり、1株当たりの年間利益目標を5.20ドルから5.80ドルから6.30ドルに引き上げた。
2025年の売上高成長率は4.3%から4.8%となり、従来予想の3.7%から4.7%から増加 する見込み。
また、第2四半期の調整後利益は1株当たり1.86ドルで、予想の1.57ドルを大幅に上回った。