Akash Sriram
[ 8月28日 ロイター] - スノーフレイクSNOW.Nの株価は、企業がデータインフラの近代化とAI導入の簡素化を競う中、同社の人工知能データベース製品への需要の波に乗り、木曜日に約14%急騰した。
この株価の動きは、市場前の上昇が維持されれば、670億ドルの時価総額に110億ドル以上を追加することになる。
クラウドベースのデータウェアハウス企業である同社は、企業が複数のクラウドプロバイダーにわたって膨大なデータセットを保存、管理、分析できるよう支援しており、同社のプラットフォーム((link))に対する需要は加速していると述べた。
エヌビディアNVDA.Oの好調な見通し (link)、AI分野への信頼感を高め、データインフラへの持続的な支出を指摘した。この傾向は、企業がデータスタックの近代化とAIの導入に向けた取り組みを加速させる中、スノーフレークが恩恵を受ける位置付けとなる。
投資家は、スノーフレークをAIによるクラウド化の主要な受益者と見ている。
スノーフレイク株を保有するジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのポートフォリオ・マネージャー、リチャード・クロード氏は、「MongoDBであれ、スノーフレイクであれ、Databricksであれ、新しい次世代データベースの起爆剤になる」と語った。
同社は、マイクロソフトのクラウドサービスAzureの勢いが強く、ヨーロッパ、中東、アフリカでの利用が急増していることを強調した。
今年約30%上昇したスノーフレークの株価は、利益予想の142.52倍で取引されている。ライバルのMongoDB MDB.OとDatadog DDOG.Oの株価収益倍率は、それぞれ75.76倍と63.71倍である。