[ 8月6日 ロイター] - エルフビューティーELF.Nは水曜日、関税コストの上昇により、2026年度上半期のコア利益率が低下する見込みであると発表した。
2回連続で2026年度の業績予想の発表を控えた同社の株価は、取引終了後に約11%下落した。
トランプ政権の予測不能な通商政策、特に東南アジア関連政策のせいで、すでに需要の減退という課題に直面しているいくつかの小売企業は、事業計画の策定に苦慮している。
2019年に中国からの生産を約100%から75%以下に減らしたエルフ・ビューティーは、関税関連の逆風に対処するため、サプライチェーンの最適化、事業の多角化、値上げを行っていると述べた。
(link) Hailey Bieberのメイクアップブランド「Rhode」を買収したエルフは、より幅広い同業他社と同様、貿易関連コストに対抗するため、今月からブランド全体で製品価格を1ドル値上げした。
同社は、2026年度上半期の調整後利払い・税引き・減価償却前利益率を、2025年度同期の23%に対し、約20%と予想している。
しかし、エルフは、ウォルグリーン、ターゲットTGT.N、ダラー・ゼネラルDG.Nを含むドラッグストアやスーパーマーケットで購入可能なビーガンリップオイルやチークティントなどの製品に対する強い需要を背景に、小売店やオンラインチャネル全体で売上高の伸びを維持することができた。
LSEGがまとめたデータによると、エルフの四半期売上は3億5370万ドルで、予想の3億5030万ドルを上回った。
調整後ベースでは、同社の利益は一株当たり89セントとなり、アナリスト予想の84セントと比較した。