[ 7月30日 ロイター] - VFコーポレーションVFC.Nは水曜日、アパレルとフットウェア製品の需要増に助けられ、また将来の関税の影響を軽減したことで、第1四半期の収益予想を上回った。
コロラド州デンバーに本社を置くVF社は、現在ターンアラウンド中((link))だが、プロモーションや製品コストの減少が寄与し、損失は予想より縮小した。
VFコーポレーションは、各ブランドに新コレクションを投入することで売上を押し上げ、「ノースフェイス」ブランドの売上は6%増、「ティンバーランド」は前年の落ち込みから11%増となった。
東南アジアの製造業に大きく依存している同社は、関税の影響を和らげるため、90日間の一時停止期間中に生産と米国への出荷を加速させ、サプライヤーと協力してコスト削減を図り、戦略的な価格設定を模索するなどの対策を講じている。
同社製品の約85%は東南アジアと中南米で生産されており、ベトナム、バングラデシュ、カンボジア、インドネシアが生産国の上位4カ国で、中国からの調達は2%未満である。
今月初め、トランプ大統領はベトナム製品に対する関税を従来の46%から20%に引き下げ((link))、ベトナムを経由する積み替え品には40%を課すと発表した。この地域に依存しているアパレルメーカーにとっては、新たな懸念材料となった。
しかし、VFコープによると、関税によるコスト増は1億ドルから1億2,000万ドル程度となる見込みで、従来の1億5,000万ドルを下回る。
LSEGがまとめたデータによると、同社の6月28日に終了した四半期の売上高は17.6億ドルで、予想の17.0億ドルを上回った。
調整後ベースでは、1株当たり34セントの損失と予想されたのに対し、24セントの損失を計上した。