[28日 ロイター] - インターネットインフラおよびドメイン名登録事業を展開する米ベリサインVRSN.Oは28日、ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイBRKa.Nが保有株式の約3分の1を売却する予定だと発表した。
バージニア州レストンに本社を置くベリサインによると、今回の430万株の売却はバークシャーの持株比率を10%未満に引き下げるのが目的だという。
目論見書によれば、バークシャーの持株比率は売却後9.6%に低下する見込みで、需要に応じてさらに51万5032株を追加で売却する可能性がある。ベリサインは売却による収益を受け取らない。
規制当局に提出した資料によると、バークシャーは2025年3月31日時点でベリサイン株を1329万株、つまり約14.2%保有していた。こうした株式全体の価値は7月28日の終値305.98ドルに基づくと約40億7000万ドルとなり、バークシャーが12年に投資を始めた当時の価格はその6分の1以下だった。
バフェット氏は現在94歳で、1965年からネブラスカ州オマハに本拠を置くバークシャーを率いてきた。最高経営責任者(CEO)を年末に退任し、63歳で副会長のグレッグ・エイベル氏が後任となる予定。バフェット氏は会長職には留まる見込みだ。