[ 7月28日 ロイター] - バークシャー・ハサウェイBRKa.Nは、ウォーレン・バフェット氏のコングロマリットが2012年から投資しているインターネットインフラとドメイン名のレジストリ会社であるベリサインVRSN.Oの40億ドル以上の株式の約3分の1を売却すると、ベリサインが月曜日に発表した。
バージニア州レストンに本社を置くベリサインは、430万株の売却はバークシャーの持ち株比率を10%以下にするためのもので、規制上の義務が生じる閾値であると述べた。
バークシャーは、需要に応じてさらに51万5032株を売却する可能性がある。ベリサインは売却益を受け取らない。
3月31日現在、バークシャーはベリサイン株を1,329万株(約14.2%)保有していた。
これらの株式は、月曜日のベリサインの終値305.98ドルに基づくと、約40億7000万ドルの価値がある。
時間外取引では、ベリサインは6.9%下落し285.00ドルとなった。
バークシャーは3月末までに3,477億ドルの現金を保有し、同月まで10四半期連続で株式の純売却を行っていた。
ベリサインへの投資は、バフェット氏のポートフォリオ・マネージャーの一人、トッド・コムズ氏かテッド・ウェシュラー氏が主導したものと思われる。バークシャーは、1月にも株式を追加していた。
94歳のバフェット氏は、1965年以来ネブラスカ州オマハを拠点とするバークシャーを経営してきた。年末には最高経営責任者を退任し、後任にはグレッグ・アベル副会長(63)が就任する予定だ。バフェット氏は会長に留まる。
JPモルガン証券がベリサイン株の売却を引き受けている。