Neil J Kanatt
[ 7月10日 ロイター] - コナグラ・ブランズCAG.Nは木曜日、中国からの輸入品や金属への課税によるハント・ケチャップを含む製品の関税関連コストの上昇に対処するため、ウォール街の予想を下回る年間利益を予想した。
この見通しは、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策のオン・オフや分野別・国別の関税の変化が米国企業にどのように反映されているかを示すものだ。
コナグラは、関税による3%の打撃を含め、通年で約7%の売上原価の上昇を指摘した。
コナグラの株価は7.6%下落したが、その後回復した。
「消費者心理は依然として圧迫されている。インフレと経済の不確実性の累積的な影響により、価値を求める行動がさらに顕著になっている」とショーン・コノリーCEOは述べた。
同社は、コスト削減計画の前倒し、代替調達、選択的値上げを通じて、関税による打撃を軽減する計画だ。
「1円単位の小さな価格変更です。大幅な価格変更ではありませんが、関税に基づくインフレのためにコスト高になっている製品を特にターゲットにする予定です」と、コノリー氏は木曜日にロイターに語った。
コナグラは、ブリキ鋼板のような材料は国内供給が限られており、関税率が50%((link))であるため、同社の缶詰食品は関税の影響を最も受けると述べた。
また、中国からの限定的な輸入品には30%、その他の特定の国からの輸入品には10%の相互税率がかかると予測している。
LSEGがまとめたデータによると、スリム・ジムのスナック・メーカーは、アナリストの平均予想2.19ドルに対し、1株当たりの年間調整後利益は1.70ドルから1.85ドルになると予想している。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ニック・モディ氏は、「利益予想) の厳しい削減(は環境にとって必要だが、それが十分かどうかを判断するには時期尚早だ」と述べた。
第4四半期の純売上高は、予想の28.3億ドルに対し4.3%減の27.8億ドル。調整後の1株当たり利益は56セントで、予想に2セント届かなかった。