Siddarth S Rae Wee
[ 7月8日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチとゴールドマン・サックスは火曜日、S&P500指数.SPXの年末目標を引き上げた。
BofAはベンチマーク指数のターゲットを5600から6300に、ゴールドマンはターゲットを6100から6600に引き上げ、それぞれ直近終値6229.28に対して1%と約6%の上昇を示唆した。
これは、ゴールドマンが 5月上旬に上方修正したのに続き、この2ヶ月で2回目の (link) 。
今年に入り、 4月のドナルド・トランプ米大統領の「解放の日」関税措置が米国の景気後退懸念に火をつけ、世界的な貿易摩擦がエスカレートして株売りを誘発したため、 BofAを含む主要証券会社は 目標値を6,000 (link) 以下に引き下げた。
しかし、その後、一部の関税率が引き下げられたことで、投資家の懸念は緩和され、景気後退リスクは減少し、 株価は (link) 、 先週 (link) 、過去最高値を更新した。
「2026年の収益成長に対する底堅い見通し、FRBの利下げ再開、中立的な投資家のポジショニングは、最近の狭いラリーが拡大するにつれて、市場のさらなる上昇を示唆する」とゴールドマンは月曜日深夜のメモで述べた。
先月、バークレイズ、シティグループ、ドイツ銀行はS&P500の目標株価を引き上げた。
最近の米経済データ((link))が軟調だったことも、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げへの期待を高め、株価を押し上げる可能性がある。
ゴールドマンは「最近のインフレ・データと企業調査は、関税の通過率が予想より低いことを示している」と述べた。
同証券はまた、株価指数の3ヵ月後と12ヵ月後の目標を、それぞれ前回予想の5900と6500から6400と6900に引き上げた。
(link) トランプ大統領は月曜日、 日本や韓国を含む14カ国に対し、 8月1日を新たな期限とする大幅な関税引き上げに直面すると伝え、貿易戦争を 激化させた 。
ゴールドマンは、「関税の消化は徐々に進むと予想され、大企業は関税率の引き上げに先立ち、在庫からある程度のバッファーを確保しているようだ」と付け加えた。