[10日 ロイター] - 調査・コンサルティング会社ウッドマッケンジーは10日、イラン戦争で湾岸諸国からの原油・石油製品供給が日量約1500万バレル減少しており、原油価格が1バレル=150ドルまで上昇する可能性があると指摘した。
イランのイスラム革命防衛隊は、米国とイスラエルの攻撃が停止するまで中東からの原油輸出を一切許さないと表明している。
ウッドマッケンジーは「湾岸諸国は日量2000万バレルの原油を生産しており、そのうち1500万バレルの輸出が世界市場から失われている」と説明。
「市場の均衡化には世界の原油需要が現状の日量1億0500万バレルからさらに減少する必要があり、それには北海ブレント原油先物価格が今後数週間で少なくとも1バレル=150ドルまで上昇する必要がある」とし、2026年に200ドルに達する可能性も否定できないと分析した。
さらに、欧州はジェット燃料の60%、ディーゼル燃料の30%を湾岸地域から調達しており、特に深刻な課題に直面していると指摘。
「戦争とホルムズ海峡封鎖がどの程度続くかと、米海軍の護衛で船舶の安全航行が確保できるかに大きく左右される」とした上で、紛争終結後も供給はすぐに戻らないだろうと見通した。