Yousef Saba
[東京 日 ロイター] - サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコ2222.SEが、ホルムズ海峡封鎖を受けて、2つの油田で生産削減を開始したことが分かった。関係筋2人が9日に明らかにした。
どの油田で、どの程度の生産削減が行われているかは現時点では不明だ。サウジアラムコはコメントを控えた。
世界最大の石油輸出国による今回の減産は、中東地域で深刻な物流上の障害が生じていることを浮き彫りにしている。
サウジアラビアの近隣諸国も、世界の石油と液化天然ガス(LNG)の約5分の1を輸送するホルムズ海峡における船舶輸送がほぼ停止したことを受け、生産を削減した。
クウェート石油公社は原油生産量を削減し、輸送に関して不可抗力宣言を発令した。カタールもドローン攻撃を受けてラスラファン輸出拠点でのLNG生産を停止し、同じく不可抗力宣言を発令。イラクやアラブ首長国連邦にも同様の混乱が広がっている。
サウジアラビアは東西パイプラインを経由して紅海から西部の港湾都市ヤンブーへの原油輸送を加速させているが、アナリストらによると、迂回輸送した量はホルムズ海峡閉鎖によって失われた数百万バレルを相殺するには不十分だという。