Allison Lampert Laurie Chen Lewis Jackson Michael Martina
[モントリオール/北京/ワシントン 26日 ロイター] - 関係者によると、米国の航空宇宙および半導体企業へのサプライヤーはレアアース不足に直面しており、顧客を断るケースも出ている。イットリウムやスカンジウムの不足が特に深刻。これらは防衛技術、航空宇宙、半導体において重要な役割を果たしており、ほぼ完全に中国で生産されている。
中国は昨年4月に輸出制限を課して以来、多くのレアアースの輸出を再開しているが、中国税関のデータによると、これらの材料の対米輸出は依然としてほとんど行われていない。
イットリウムは高温下でエンジンやタービンの溶融を防ぐコーティングに使用する。イットリウムを購入する北米企業の幹部はロイターに、不足により生産を停止せざるを得なかったと語った。また調査会社セミアナリシスによると、米半導体メーカーはスカンジウム不足に苦慮しており、次世代5Gチップの生産が危機に瀕しているという。
トランプ米大統領は3月に北京で中国の習近平国家主席と会談する予定。レアアースも議題になる見通しだ。