Dmitry Zhdannikov
[ロンドン 25日 ロイター] - サウジアラビアが、米によるイラン攻撃で中東からの供給が途絶える事態に備え、緊急時対応計画の一環として原油の生産と輸出を増やしていることが分かった。計画に詳しい関係筋2人が25日明らかにした。
トランプ米大統領は、イランの核開発計画抑制合意に向けた圧力をかけるため、イランへの攻撃を検討していると明言。米軍はここ数週間、中東に大規模な軍事力を展開している。nL6N3Z912O
昨年6月、米国がイランの核施設を攻撃した時期に、サウジアラビアは原油輸出を日量約50万バレル増加させた。
2人の関係筋によると、今年の計画は2025年とほぼ同じだという。うち1人は、混乱がなければ計画を縮小し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の割当量に見合うよう、後日減産する予定だと述べた。
世界の原油の3%以上を生産するイランは、いかなる攻撃に対しても報復すると誓っており、中東からの他の原油の供給も細る可能性がある。
サウジ政府メディア局のコメントは得られていない。