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アップデイト5-マイクロソフトのAzureクラウド収益が急増、AI投資が奏功

ロイターJul 30, 2025 9:51 PM
  • Azureの売上高は39%増加、予想の34.75%を上回る
  • マイクロソフト株、長期取引で急伸
  • マイクロソフトのアジュール、通期売上が750億ドルを突破

Deborah Mary Sophia Stephen Nellis Aditya Soni

- マイクロソフトMSFT.Oのクラウドコンピューティング事業Azureは水曜日、ウォール街の予想を上回る売上高を達成し、大規模な人工知能への投資による収益が拡大していることを示し、第4四半期も驚異的な成長を遂げた。

Azureの売上高が年間ベースで750億ドルを突破したと発表した後、同社の株価は取引時間を延長して8%上昇した。

マイクロソフトの決算は、グーグルがAIサービスの需要に対応するため、データセンター((link))への支出を増やすと発表し、メタが支出を小幅に増やすだけで売上高が増加すると予測した後に発表された (link)。この3社の決算は、ビッグ・テックが大規模なデータセンター建設から利益を得ているかどうかという投資家の疑問を解決する助けになるだろう。

マイクロソフトとメタの決算は、AI関連銘柄の5,000億ドルの上昇((link))を後押しした。

マイクロソフトのクラウド事業は、クラウド・コンピューティングで先行し、直近の会計年度で1075億6000万ドルを売り上げた市場リーダーのアマゾン・ウェブ・サービスAMZN.Oにまだ後れを取っている。しかし投資家たちは、マイクロソフトの新たな売上高は、同社の投資が売上増につながっていることを示していると述べた。

マイクロソフトの株式を保有するアプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオ・マネージャー、デイブ・ワグナー氏は、「マイクロソフトがこの数字を開示したことで、巨額の投資を正当化することができる」と語った。

ライバルのアルファベットGOOGL.Oの決算も先週、AIへの支出が増加していることを示したが、収益予測を上回り、支出予測を100億ドル上方修正したことから、収益も増加している。

Visible Alphaによると、マイクロソフトは6月期のAzureの収益が39%急増し、アナリスト予想の平均34.75%を上回ったという。

また、同社のAIツール「Copilot」の月間アクティブユーザーが1億人を突破したと発表した。グーグルは、ライバルのジェミニのアクティブユーザー数は4億5,000万人と発表している。

マイクロソフトの会計年度第4四半期である4-6月期の売上高は、全体で18%増の764億ドルだった。LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は738億1000万ドルだった。

資本支出は、予想230億8000万ドルに対し、27%増の242億ドルとなった。マイクロソフトは、高騰するAI需要に対応する能力を妨げている供給制約を克服するために、この支出は極めて重要だと述べている。

長寿命資産

マイクロソフトは、以前投資家に対し、2026会計年度にはチップのような耐用年数の短い資産にシフトすると説明していたが、資本支出はデータセンターのような耐用年数の長い資産にやや傾いていると述べた。マイクロソフトの投資家向け広報担当副社長ジョナサン・ニールソン氏は、マイクロソフトが長期契約を追跡するために使用している指標であるコマーシャル・ブッキングが6四半期連続で伸びていることに基づき、同社は計画を調整していると述べた。

「とニールソン副社長はインタビューに答えた。

同社は、オープンAIの技術に独占的にアクセスできるおかげで、AIからお金を稼ぐ初期のリーダーとして頭角を現した。この提携により、マイクロソフトは多くの企業をクラウドサービスに引き付け、企業向けAIアシスタント「M365 Copilot」などのAI製品を迅速に展開することができた。

「ハードルは非常に高く設定されていた。そして私の印象では、彼らはそれを実現した。と、マイクロソフト株を保有するシノバス・トラストのポートフォリオ・マネージャー、ダン・モーガンは語った。

マイクロソフトの株価は今年約20%上昇し、4兆ドルの評価額を達成した2番目の企業になるまであと2000億ドルに迫っている。

しかし、両社が契約を再交渉し、新興企業がグーグルやオラクルORCL.Oを含むライバル企業に仕事量をシフトするにつれ、オープンAIの提携に対する投資家の疑念が高まっている。

メディアの報道によると、両社は、マイクロソフトがオープンAIの技術にどの程度アクセスできるのか、またオープンAIが公益法人に移行した場合にマイクロソフトが保有する株式について、行き詰まりを見せているという。

マイクロソフトは、自社でAI技術を開発し、xAI、Meta META.O、フランスのMistralなどのパートナーとモデルのラインナップを広げ、クライアント向けにAzure上でモデルをホスティングすることで、オープンAIへの依存度を下げようとしている。

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