[ニューヨーク 8月4日 ロイター] - ヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスHIMS.Nは月曜日、卸売事業の不振が響き、第2四半期の売上高がウォール街の予想を下回り、同社の株価は延長取引で9%下落した。
ヒムズの売上は前年同期比で伸び続けたが、同社の加入者数は7四半期連続の増加の後、第2四半期は第1四半期比 横ばいの約240万人だった。
また、6月期に計上した5億4480万ドルも、第1四半期の収入を下回り、同社の四半期ごとの規則的な推移を覆す結果となった。アナリストは平均して、同社の第2四半期の収益を5億5,160万ドルと見積もっていた。
この結果は、米国食品医薬品局(FDA)が遠隔医療企業に対して大量調剤を終了させる期限を定めたことを受けたものである。ヒムス社とライバルのテレヘルス企業は、減量薬ウェゴビーの有効成分であるセマグルチドの「個別化」バージョンを、ブランドメーカーからは入手できない用量で提供するプログラムを開始した。
ウェゴビーを製造しているノボ・ノルディスクNOVOb.COは、大量のパーソナライゼーションを違法としており、アナリストはヒムズが取り締まり後も成長を維持できるかどうか疑問視している。
第2四半期の加入者数は前年同期比で31%増と、年初3ヶ月の 38% 増より 鈍化した。
ヒムス社は、今年の売上高25億ドルのうち、減量事業が7億2500万ドルを占めると予想している。同社は、同社の減量事業が個人向けプランの利用者向けに成長を続けており、製品構成の変化がオンライン収益の伸びを支えたと述べている。
同社の卸売部門は、卸売仕入契約を通じて小売業者への非処方箋薬の販売を担当し、四半期売上高は前年比10%減の約800万ドルであった。
LSEGのデータによると、同社の四半期利益は1株当たり17セントで、アナリスト予想の平均15セントを上回った。
サンフランシスコに本社を置く同社はまた、欧州での事業拡大に取り組む中で、ホルモン療法と診断検査事業が収益を伸ばすと予想していると述べた。同社は6月にヘルスケア・プラットフォームのZava社を買収したばかりだが、この買収により英国の消費者へのリーチが強化されるとしている。