Chibuike Oguh
[ニューヨーク 8月4日 ロイター] - Figma
カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くFigmaの株価は、木曜日の市場デビュー時に (link) 250%の大幅上昇を記録した。
Figmaの時価総額 (link) は、株価が5.6%上昇し122ドルとなった後、金曜日に595億ドルで取引を終えた。月曜日には、株価は23%下落し92.75ドルまで取引され、時価総額は約452億ドルまで 減少した。
「Figmaのビジネスに対する興奮は終わっていないが、その頭でっかちな株価設定にあった陶酔感は萎んでいるようだ。早くその一片を手に入れたいと思った人たちが市場の時間中に買い込んだ一方で、IPOを受けた人たちの一部はおそらく甘い利益を得ているだろう」と、ロサンゼルスのランニング・ポイント・キャピタルの最高投資責任者、マイケル・アシュレイ・シュルマンは語った。
2012年に設立され、ディラン・フィールド最高経営責任者(CEO)が率いるFigmaは、クラウドベースの共同デザインツールを提供しており、アルファベットGOOGL.O、マイクロソフトMSFT.O、ネットフリックスNFLX.O、ウーバーUBER.Nなど、有名なクライアントが名を連ねている。
フィールド氏は、IPOで235万株を売却した後、 約50億ドル相当の約5,420万株のFigma株を所有している。多くのシリコンバレーの新興企業で一般的なように、フィールド氏はFigmaのクラスB株を保有しているため、74.1%の議決権を保持している。
アドビADBE.Oは、欧州と英国の規制当局からの反トラスト法上の反発を受け、2023年にFigmaを買収する200億ドルの取引((link))を断念していた。
「Figmaの時価総額は460億ドルに達しており、アドビによる買収提案の失敗は、今や遠い過去の出来事のように思えるだろう。