米国プレマーケット:米国とイランが合意間近、原油価格が急落、世界株と貴金属が揃って上昇
米国とイランが紛争終結に向けた合意に近づいているとの報道を受け、市場のリスク選好意欲が刺激され、米株先物は全面高となった。WTI原油先物は13%超急落したが、金スポット価格は3%超急騰した。NVIDIAとコーニングのパートナーシップ、AMDの好調な四半期決算も株価を押し上げた。日銀の為替介入を受けて円高が進んだ。

TradingKey - 水曜日の米株時間外取引で主要株価指数先物は全面高の展開となり、ダウ工業株30種平均先物は0.89%高、Nasdaq 100先物は1.32%高、S&P500種株価指数先物は0.78%高で推移している。

WTI原油先物は一時13%超急落し、これに連れて北海ブレント原油も11%近く下落した。一方、金スポット価格は3%超急騰し、4,700ドルの節目を突破。銀も6%急伸した。
ニュース面では、米国とイランが紛争終結に向けた合意に近づいているとの報道を受け、市場のリスク選好意欲が即座に刺激された。ドル安・原油安が進む中、世界的な株高となった。
市場の変動性
米株式市場の時間外取引で、コーニングの株価が13%急騰した。NVIDIAは、米国のAIインフラ製造能力の強化に向け、コーニングとの長期的なパートナーシップを発表した。NVIDIAは、コーニングが米国内の光接続容量を10倍に、光ファイバー生産量を50%以上拡大させると述べた。
原油相場が急落した。北海ブレント原油先物は1バレル97ドルの節目を割り込み96.86ドルまで下落。米WTI原油先物は前日比13.0%安の88.82ドルを付けた。米国とイランが合意間近との報道を受けた動き。
欧州株式市場で上げ幅が拡大した。フランスのCAC40指数が3%上昇したほか、ドイツのDAXは3%近く上昇、ユーロ・ストックス50指数も3%近く上昇し、英FTSE100種総合株価指数は2%超の上昇となった。
円相場は対ドルで1%超上昇した。日銀による最近の為替介入を受け、ドルは対円で160円台から155円まで下落。他のG10通貨に対してもドルが軟調となるなか、ドル相場全体の重荷となった。
AMDの株価は時間外取引で一時20%超急騰した。AMDが発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比38%増の102億5000万ドル、非GAAPベースの1株利益は43%増の1.37ドルとなり、いずれも市場予想を上回った。データセンター部門の売上高が前年比57%増の58億ドルと好調で、業績を牽引。第2四半期の売上高見通しは112億ドルとし、市場予想の105億ドルを上回った。
マーケット・ヘッドライン
米当局者2名と関係筋によると、米国とイランは合意に近づいている。関係筋によると、今回の進展は紛争開始以来、両者が合意に最も近づいた状態であり、今後の詳細な核交渉に向けた枠組みを構築するものだという。米国は、いくつかの主要課題に関するイラン側の回答を今後48時間以内に受け取る見通しだ。
イランは現在、米国が提案した停戦に関する覚書(MOU)を「評価」している。イラン外務省の報道官は6日、CNBCに対し、イランは米国が提案した14項目からなる停戦の覚書を「評価」していると述べた。
イランは、ホルムズ海峡における船舶の安全な通航を確保すると表明した。イランのメディアは6日、イスラム革命防衛隊(IRGC)海軍が、ホルムズ海峡を通過する船舶の安全かつ安定した通航を確保するとの通知を出したと報じた。
主要データ・イベントのプレビュー
3月ユーロ圏小売売上高(前月比)
4月米非農業部門雇用者数(季節調整済)
4月米失業率
ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁(FOMC常任投票権保有者)の発言
リサ・クック米連邦準備理事会(FRB)理事の発言
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