昨日の下落を経て、ナスダック100先物は力強く反発。ウォール街の投資銀行は、米国株の上昇局面はまだ継続するとみている。
米国株式市場は、AI関連の設備投資スーパーサイクルと企業業績の力強い成長を背景に、強固な上昇基盤を維持している。主要投資銀行は、今回の株高が単なるバリュエーション拡大ではなく、実質的な利益成長に裏打ちされていると評価し、S&P 500の目標株価を上方修正した。シティは景気サイクルを超越した成長を、ゴールドマン・サックスはAIインフラによる収益牽引をそれぞれ強調する一方、一部セクターの過熱感には注意を促している。金融緩和への期待も加わり、市場心理は改善に向かっており、インフレ環境下でのヘッジ手段として株式への選好が強まっている。

TradingKey - 7月3日、米国株式市場は独立記念日の祝日のため休場となったが、Nasdaq 100指数先物は前日に1.7%下落した後、力強い反発を見せた。
日本時間午後時点で、Nasdaq 100指数先物は1.18%上昇の29,904.25ポイント、S&P 500指数先物は0.40%上昇の7,558ポイントとなっている。

[出所:FutuBull]
6月に入ってから利上げ懸念がハイテク株の重荷となる場面が度々あったものの、市場の主流な見方としては、AI関連の設備投資の継続的な拡大、マクロ流動性期待の限界的な回復、そして収益成長テーマの段階的な広がりという3つの主要因が共鳴する中、現在の米国株の上昇モメンタムが継続するための基盤は強固であると考えられている。
主要投資銀行は、S&P 500指数の目標株価を一斉に引き上げた。その核心的な原動力は、企業業績の劇的な改善とAI設備投資の「スーパーサイクル」との共鳴にある。各行は、今回の指数上昇がバリュエーション・プレミアムの一方的な拡大に依存しているのではなく、半導体やデータセンターなどのAIインフラ需要に牽引された実質的な利益成長というファンダメンタルズによって支えられているとみている。
シティは、現在の市場の活況は伝統的な景気サイクルの法則を超越しており、現在はまだ半ばに過ぎない稀有な「設備投資スーパーサイクル」へと変貌を遂げており、企業業績が予想を上回り続ける可能性が非常に高いと指摘した。同行はS&P 500指数の目標株価を8,100ポイントに設定した。
一方、ゴールドマン・サックスは、今年の着実な企業業績の伸びがS&P 500を押し上げる核心的なエンジンであると考えている。営業コストの高止まりや個人消費の弱さといった深刻なマクロレベルの逆風が存在するものの、AIインフラ関連企業が今年の指数全体の業績成長のほぼ半分を牽引する見通しであり、リスクを相殺するのに十分であるという。しかし、ゴールドマン・サックスは同時に、AIブームの中心にある半導体セクターは足元でやや急ピッチで上昇しており、将来の利益期待の一部をすでに織り込んでいると警告した。同行はS&P 500指数の目標株価を8,000ポイントに設定した。
ウェルズ・ファーゴは、マクロリスクが和らいだことで、これまでの売り局面が徐々に後退して市場心理が安定し、新たなAI相場がスタートする環境が整ったと指摘した。同行の見解では、今後金融政策が緩和へとシフトした場合、株式は最良のインフレヘッジ手段となり、「インフレに依存してリスクをヘッジする」という論理は株式市場にとってプラスに働く。同行はS&P 500指数の目標株価を7,950ポイントに設定した。
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